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飯田市の太陽光発電に関する取組み

関東甲信越地方も梅雨入りとなりましたね。

さて、多くの問い合わせをいただき、みなさまの関心が高いと思われる、飯田市の太陽光発電に関する取組についてご紹介いたします。

飯田市では日照時間が、年間2000時間程度であり、年間を通じて晴れた日が多いという恵まれた条件の元で、一般的には年間1kw当たり1000〜1100kwh程度の発電が想定されます。

この恵まれた条件を活かすべく、平成9年度から太陽光発電設備の設置支援を行ってきました。
当初は融資あっせんと利子補給に始まった支援制度は、下の図のように1kw当たり定額(上限あり)の助成へと転換し、2010年度末現在で通算1384件の支援を行っています。

これは世帯数に直すと3.6%程度になります。市の把握している数値は、支援件数ですが、市の支援制度を利用していない方もいらっしゃると思いますので、実際の普及率はもう少し高いと思われます。

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飯田市の取組の中でも、注目を浴びている取組として、おひさま進歩エネルギー株式会社との協働の取組があります。

2004年2月、飯田市内で、エネルギーの地産地消を目指したNPO法人南信州おひさま進歩が設立されました。
同年12月、環境省がおこなった、環境と経済の好循環のまちモデル事業(通称まほろば事業)を推進する民間主体として、同NPO法人南信州おひさま進歩を母体に設立されたのが、おひさま進歩エネルギー株式会社です。

その最初の事業として行われたのが、市民出資の太陽光発電事業、南信州おひさまファンドです。
この取組において、飯田市は協働事業のパートナーとして、下の図のように、おひさま進歩エネルギー株式会社に公共施設の屋根を20年間という長期で提供し、固定買取をする契約を結んでいます。

この仕組みにより飯田市内の公共施設38箇所に、市民出資を元手とした、太陽光発電が取り付けられています。市民出資のおひさま発電所の位置についてはこちらをご覧ください。

これは太陽光発電の持つ公益性と、発電コストの高さによる普及の壁という当時の状況を鑑みて行われたものです。この取組が当時の経済条件下でも、一定の成果を収めたのには、市による補助だけではなく、市内外の方からの出資等による支援とおひさま進歩エネルギー株式会社による経営努力、国からの支援などが大きな要因となっているのではないかと思います。

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みなさまの関心の高い、おひさま0円システムは太陽光発電設置に対して初期費用の負担感が非常に高い現状を踏まえて、初期費用0円、月額定額の支払いで太陽光発電を設置するシステムです。
この取組みに対しては、飯田市は設置費用に対する補助を行っています。
取組みの詳細については、実施主体である、おひさま進歩エネルギー株式会社のサイトを御覧ください。

飯田市では、おひさま進歩エネルギー株式会社の他に、中部電力株式会社とも協働しており、2011年1月には、その成果としてメガソーラーいいだが稼働を初めています。
この取組において、飯田市は、敷地となった市有地を中部電力株式会社と共同で利用しています。太陽光発電の拡大とPRをしたい市と、メガーソーラーを設置したい中部電力株式会社の目的が合致した形での協働事業となりました。
メガソーラーいいだについては、こちらも御覧ください。
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